子供と大人の矯正経験
5年ほど前に調査会社が行った矯正に関する調査で、20歳から69歳までの500名ほどを対象にしたアンケート結果があります。これを見ると子供の矯正と大人の矯正の現状が見えてきて中々興味深く感じます。
①「歯科矯正の治療を受けた経験はありますか?」 という質問です。
矯正経験がある方は全体で約10%ですので、10人に1人は歯科矯正の経験があるんですね。男性と女性の割合で見てみると、女性の方が矯正経験が多いことも分かります。女性の方が歯並びに対する意識が高いのかもしれません。男性の場合で矯正治療をされるのは、横浜近辺では人と接するお仕事をされている方が多い気がします。
②「お子さんの矯正治療経験はありますか?」
面白いのはこちらです。子供さんの矯正治療に関して聞いてみると、約倍の19.5%もの方が矯正治療をさせているようです。自身が矯正をしていなくても、子供さんの矯正治療をさせるという家庭が増えていることが分かります。約5人に1人も矯正治療経験されているんですね。
最近は大人の矯正治療の場合、美的問題に加えて健康面を考えて矯正を始める方が増えています。凸凹の歯並びは歯周病になり易く、歯が抜けてしまっては食事も美味しく食べられませんね。又歯周病が全身に及ぼす影響として、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病などが明らかになっています。
そういう意味では、大人になってからでも矯正をする意味はとても有ると思います。 そうは言っても 「まずは自分よりも子供の将来を大切にしてあげたい・・・」 と思うのは親心ですかね。