海外と日本の歯並びに対する意識の違い
日は矯正治療における海外と日本の意識の違いに関する調査をご紹介したいと思います。
もともとアメリカなどの方が矯正治療に対して進んでいるということは皆さんもご存知かもしれません。しかし見えない裏側矯正(舌側矯正)やマウスピース矯正などが日本ではかなり進んできていて、少しずつ広がってきている感があります。では実際の数字を見てみたいと思います。
この調査はプラージュ矯正歯科でも採用しているインビザラインというマウスピース矯正を展開している企業が日本に住む外国人を対象に行った意識調査です。
①日本人の歯並びに対する印象は?(対象:日本に住む外国人)
- 歯並びが良い:4%
- 歯並びが悪い:76%
- 普通・無回答:20%
8割弱の外国の方が日本人の歯並びが悪いと回答しているのにまず驚きます。「日本人は健康意識が高いというイメージがあったが、歯並びに対する意識が低いことに驚いた」「ビジネスにおいてスマイルはとても大切。その点から考えても日本人はもっと歯並びを改善するべき」という意見が出ていました。
次の調査は、ニューヨーク、上海、そして日本において調査されたもので、歯並びがもともと悪い人(悪かった人)に対して歯列矯正を受けた経験があるか、というものです。
②矯正治療経験の割合(対象:もともと歯並びが悪かった人)
- NY:50%
- 日本:21.3%
③矯正治療を受けたいか?(対象:歯並びが悪く、歯列矯正経験がない人)
- NY:79.3%
- 上海:85.3%
- 日本:54.2%
矯正治療経験にも大きく差が出ているということは知っていましたが、歯並びが悪くても矯正治療をしたいと思っていない人の割合にも大きな差があることにはびっくりします。
欧米人と日本人の場合、顎の大きさに差があり、日本人の方が叢生(デコボコ)になりやすかったり、出っ歯(上顎前突)や受け口(下顎前突)など日々の生活に支障が出てしまう症状の方を多く見かけます。
この調査には矯正をしたいと思っていない原因まで出ていませんでしたが、もしかしたらまだ見えない矯正が浸透していないからかもしれません。始めにも書きましたが、日本の場合見えない裏側矯正(舌側矯正)やマウスピース矯正が進化してきています。同時にドクターの技術力も世界的に見ても高いといわれています。
特に噛み合わせなどに支障が出ている場合などは、見えない状態でも症状を改善することが出来るということを改めてメッセージできればと思います。