矯正治療を受ける人の割合|成人と小児矯正
今日は大人の矯正患者さんが増えてきているというデータをご紹介したいと思います。少し前のデータになりますが、1998年と2003年の比較になります。
■1998年
- 75%:18歳未満の矯正患者
- 25%:18歳以上の矯正患者
■2003年
- 68%:18歳未満の矯正患者
- 32%:18歳以上の矯正患者
このデータから更に10年以上経っているため、実際はまた違う数字が出ると思います。実際近年は見えない裏側矯正(舌側矯正・リンガル)やマウスピース矯正も増えてきているため、成人の患者さんがもっと多くなっていると思います。
次に男女比に関してのデータです。
■1998年
- 80%:女性の矯正患者
- 20%:男性の矯正患者
■2003年
- 74%:女性の矯正患者
- 26%:男性の矯正患者
全体的には男女比は女性の方が美に対する意識が高いからか多いのですが、少しずつ男性も増えてきているようです。
男性の矯正患者に関しては、健康面や外国への進出が影響しているのではないでしょうか。 年齢別で見てみると以下の通りでした。
■年齢別
- 90%:18歳~39歳(女性73%・男性27%)
- 9%:40歳~59歳(女性87%・男性13%)
- 1%:60歳~(女性72%・男性28%)
40歳を超えて矯正治療を受けられる方が全体の10%になっています。
横浜の街を歩いていてもブラケット(矯正装置)を付けられた成人の方をよく目にするようになりました。またハーフリンガルのように上顎を裏側矯正で下顎を審美ブラケット(白いブラケット)で治療したりと、見えない矯正のラインナップも増えてきています。
一昔前と比べてだいぶ時代的にも、技術的にも成人の患者さんが増えてきている実感もありますし、今後も増えてくるのではないでしょうか。