矯正治療を身近に感じる人が増えてきている
今日は矯正治療が身近に感じられてきているという意識調査を見つけたのでご紹介したいと思います。
とてもシンプルな質問で、「矯正治療を特別なことと感じますか?」という問いに対しての答えです。
- ・特別だと思う:1.4%
- やや特別だと思う:7.1%
- どちらともいえない:28.8%
- あまり特別だと思わない:40.1%
- 特別だと思わない:22.6%
みなさんは矯正治療に対してどう感じますか?データで見てみると60%以上もの人が特別だと思わない、あまり特別だと思わないと回答していたそうです。実際横浜の街を歩いていても子供も成人も結構矯正装置を付けている方を目にするようになってきました。またテレビでもスポーツ選手や芸能人の方がブラケット(矯正装置)を付けているのをよく見ます。
次に「昔と比べて矯正装置に対する抵抗感に違いがありますか?」という質問です。
- 抵抗感がある:1.2%
- 少し抵抗感がある:7.1%
- どちらともいえない:25.4%
- あまり抵抗感はない:45.3%
- 抵抗感はない:21.0%
こちらもうれしい回答になっています。66%ほどの方が矯正装置に抵抗を感じなくなってきているということが出ています。
私が矯正医になったころはブラケットを装着していることで小学校でからかわれたというような話を耳にしました。また、矯正治療自体が生まれた時代では、前歯にバンドと呼ばれる金属の帯を巻いて、そこに金属の大きいブラケットを溶接して治療していました。笑顔を見せると全て銀色という感じです。矯正治療が身近になり、矯正に対しての抵抗感がなくなってきた背景としては、こういった矯正装置の変化もあるかもしれません。基本的にどこの矯正専門医院でも白か透明のブラケットを準備していますし、中には全く見えない裏側矯正(舌側矯正、リンガル)を使う矯正医や、インビザラインの様なマウスピース矯正で治療する医院も増えてきています。
もちろん横浜プラージュ矯正歯科でもこういった審美ブラケットと呼ばれる白いものや、裏側矯正、マウスピース矯正(インビザライン)での治療もできます。
今回の調査結果のように矯正治療が身近になってきたことで歯列矯正治療を受けられ、笑顔に自信を持てる人が一人でも増えることはうれしい限りです。そして矯正装置の発展によって矯正に対する抵抗感が減ってきていることは喜ばしいことですが、同時に注意しなくてはいけないことがあります。それはどれだけ矯正装置や診断装置(CTやレントゲンなど)が進化しても最終的に診断を下し、治療をするのは矯正専門医の技術にかかっているということです。矯正が身近になればなるほど矯正専門医として噛み合わせを含めた質の高い診断と矯正治療を提供しいくために日々研鑽を積んでまいります。