口の健康に関する意識調査
こんにちは。横浜プラージュ矯正歯科の野久保です。
今回は、ある調査会社が口の健康に関するアンケート調査結果を出していましたので、その内容についてご紹介していきます。内容としては、口の健康に関しての項目がいくつか提示されており、その項目に対して気になる(◎)、やや気になる(○)、あまり気にならない(△)、気にならない(×)の4つの選択肢から近いものを選んでもらうという内容になります。みなさんにとっても身近な質問となっていますので、なかなか面白いのではないでしょうか?
では、結果を見ていきましょう。
①歯石
◎:30.3% ○:45.9% △:16.5% ×:7.3%
②着色汚れ
◎:30.4% ○:40.8% △:20.4% ×:8.4%
③口臭
◎:27.3% ○:42.4% △:22.7% ×:7.6%
④歯周病
◎:27.2% ○:38.4% △:22.4% ×:12.0%
⑤虫歯
◎:30.9% ○:37.6% △:21.1% ×:10.4%
⑥歯並び、噛み合わせ
◎:24.5% ○:31.7% △:29.5% ×:14.3%
この様な結果が出ていました。各項目ともに過半数以上の方が気になる、やや気になるの項目を選んでいるところから近年の口周りや歯に対する健康意識が高くなっているのが分かるかと思います。80歳になった時に自分の歯を20本残していられるようにするための8020運動というポスターや掲示物など見かけた人も多いのではないでしょうか。
実際に当院でも、各項目に関して相談に来られる人も増えています。
というのも、各項目のリスクを減らすためには、口腔内の環境を清潔に保つ必要があり、日々のブラッシングによるクリーニングが必要不可欠です。しかし、叢生(デコボコ、乱ぐい歯、八重歯)などの不正咬合がある場合は歯ブラシが届きにくい部位が出来ており、そこによごれが溜まって虫歯や歯周病の原因となってしまいます。矯正治療によって歯が重なってしまっている状態を改善して歯ブラシによる清掃をしやすくし、将来の虫歯、歯周病などのリスクを減らす予防歯科ということに注目が置かれているのもこういった理由があります。
叢生
上顎前突
すきっ歯
過蓋
開咬
下顎前突
当院に矯正治療で相談に来られる人の理由は先程書いたように、アンケート項目で気になるところがあるから来た人や、上顎前突(出っ歯)や下顎前突(しゃくれ、反対咬合、受け口)など外見や噛む機能の問題で来る人など様々な人がいます。
ですので、こんなことで相談に行くのはちょっと気が引けるなと考えているような人も、気軽に相談に来ていただけたらと思います。悩んでいることに対して、矯正歯科医として何かお手伝いできることがあれば幸いです。