コロナ禍でも自宅で出来る事
新型コロナウイルスが猛威を振るう中、なかなか新規感染者も減らない状況に皆さんも落ち着かない年末年始をお過ごしではないかと思います。今回は、そんな状況下でも出来る、歯並びに関する行為がありますのでそちらをお伝えしていきたいと思います。
■装置をしっかりと使う事
マウスピース型矯正装置やリテーナー、顎間ゴムなど、ブラケットとワイヤー以外の矯正装置を渡されている方も少なくないかと思います。
そういった装置は、決められた時間しっかりと使用していただかないと、効果が減弱(または効果が得られない)する可能性が高いです。ステイホームで時間がある今だからこそ、矯正装置の使用について改めてチェックしていただけたらと思います。
■癖の改善
歯並びを悪くする癖が有ります。頬杖をつく、横向き、或はうつ伏せ寝、舌で歯を押している、指しゃぶり、口呼吸、日中の食いしばりなどによって歯並びの治療をしていても、治るのに時間がかかったりします。
矯正治療を開始する際に癖の説明などは受けているかと思いますので、自分自身を振り返ってみて、癖が出てきていないかを確認してみることがとても有効だと思います。また、自分では気付きにくいこともありますので、ご家族など一緒に住んでいる方はお互いに癖が出ていないかのチェックをしあうということも有意義な時間だと思います。
■虫歯の予防
虫歯に関してはコロナだからということは無いのですが、忙しい時についつい疎かになってしまいがちなブラッシングをいつも以上に丁寧に行っていただく時間を確保しやすいのではないかと思います。虫歯になってしまうと、そちらの治療が優先になるため矯正治療を一時中断しないといけません。
そうならないためにも、いつも以上にブラッシング、フロスなど時間をかけて丁寧に行っていただけたらと思います。
この様に、自宅でも行えるセルフトリートメントはたくさんあります。
矯正治療では通常1か月に1回程度は治療の進み具合をチェックしたり、治療経過に合わせた軌道修正などを行う必要があります。
コロナ禍でアポイントのお時間が少し長めになったりすることも考えられますので、そういった状況下でもご自身で行えるトリートメントはしっかりと行っていただけるととても助かります。
また、矯正治療中のストレスがコロナでのストレスと合わさってしんどくならないために、ご家族・ご友人と何気ない会話などもしっかり行っていただけたらと思います。私たちも出来る限りストレスを感じないような治療を心掛けていますので、何か不安なことなどありましたらいつでも相談していただけたらと思います。