矯正治療の通院間隔：横浜プラージュ矯正歯科クリニック

矯正治療の通院間隔

今回は、矯正治療期間中の通院間隔についてご説明していこうかと思います。

矯正治療と一言に言っても、治療の段階のよって通院間隔は異なってきます。治療期間を大きく2段階に分けると、「動的治療期間」と「保定装置期間」に分類できます。

動的治療期間とは、矯正装置（ブラケット・ワイヤーやマウスピース型矯正装置など）を使用して歯を動かしていく期間のことを指しています。

矯正装置の種類や患者さんの不正咬合の状態などで異なりますが、おおよそ４から8週間に1回は通院していただくことになります。歯が並ぶ土台を広げる装置（急速拡大装置）などは１週間に１度の短いスパンで来院をお願いするケースもあります。

来院して頂いた時に行う治療としては、ワイヤーなどの矯正装置の調整がメインで、口腔内の状態や癖を改善できているかどうかのチェックなども併せて行うことがあります。質問などもその都度受け付けています。

保定装置とは、矯正装置を使って歯並びがきれいになった後、そのきれいな歯並びを維持するために使用する装置のことです。リテーナーという言い方もしますが、取り外し式の装置を一定時間以上装着していただくことによって後戻り（歯が元の位置に戻ろうとする現象）を抑制する効果がります。

保定装置期間は動的治療期間ほどこまめに通院していただく必要は無く、年に２～３回の来院になります。後戻りが起きていないか、リテーナーが壊れたり、変形していないか、子供の場合は永久歯への生え変わり具合などのチェックがメインの治療となります。

大きく2種類に分けて説明しましたが、上でも書いた様に患者さんの状態などによって動的治療期間の間でも通院間隔は異なりますし、長期的な来院スケジュールを確定するという事も難しいのが現状です。

一人一人の歯の動きは異なりますし、イレギュラーな動き方をすることもあります。そういった時に治療計画の見直しやレスキュー対応などでスケジュールが変わることがあるという事はご理解いただければと思います。

とはいえ、患者さん自身にも予定があると思いますので、最大限考慮した上で治療段階をコントロールするという事は行わせていただきます。確定している大きな予定（受験、留学、転勤など）がある場合は、予め教えていただけると計画が立てやすくなるため私達も非常に助かります。

矯正治療は長い時間を要するため、治療もプライベートも充実できるように一緒にコミュニケーションを取りながら治療を進めていきたいと思っています。都度分からないことや聞きたいことなども出てくると思いますので、いつでも遠慮なく相談してください。